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「経済学はビジネスの武器だ」 Vol.5 平成15(2003)年2月10日
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◆◇『米国の財政赤字は日本経済の命取りになりかねない3』◆◇
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◆◇ もくじ
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□ melma!で「お勧め新着マガジン」に選ばれました!
□ 『米国の財政赤字は日本経済の命取りになりかねない』第3回
□ 便利なサイトの紹介−「佐賀新聞記事データベース」
□ 編集後記−「ほっと一息」
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◇ 平成15(2003)年2月7日のmelma!ニュースで、本メールマガジン
◇ 『経済学はビジネスの武器だ』が「お勧め新着マガジン」に選ば
◇ れました。これも皆様のアドバイスやはげましのメールのお陰で
◇ す。どうもありがとうございました。
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┏━━┓ 皆さんから、いろいろなご意見や励ましをいただいています。
┃\/┃ 大変ありがとうございます。お便りお待ちしています。
┗━━┛
はじめに、まずは、匿名でいただいたメールへのお礼を申し上げます。
役人の観点からの政策批判は外部からの無責任な批判とは違って興味深
いという趣旨のはげましのメールを頂戴しました。普段はメールをいただ
くと少々遅くなってもご返事を差し上げていますが、今回はメールアドレ
スもお名前も判りませんので誌上でご返事を申し上げます。
「私も、無責任な批判をしたいとは思いません。役所の内部の動きを踏
まえて、批判すべきことは批判し、励ますべきだと考えたことについては
いくらマスコミなどでは不人気であってもはっきり言おうと思っています。
このように是々非々主義で進んでいきたいと思います。これからもご支援
お願いします。」
管理人Sun
平成15(2003)年2月10日
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◆◇ 『米国の財政赤字は日本経済の命取りになりかねない』第3回
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○日本の財政赤字について
これまで、米国と日本の財政赤字の状況を比較して、まず米国の状況に
ついて考えました。一言でいえば、海外に向けて国債を販売している米国
にとっては財政赤字は極めて大きな問題で日本の経済にも大きな悪影響が
出る可能性があるということでした。
確かに、財務省の言うとおり国債の発行額などの数字でみれば日本の財
政の状況も厳しいものです。この点は、これまでにお話ししてきましたの
で繰り返しません。
しかし、以前のメールマガジンでお話ししましたように、日本の国債は
そのほとんどが日本国内で消化されています。例えば、ちょっとデータは
古いですが平成12年度発行の国債に関しては海外で消化されているものは
わずかに5.8%にすぎません。(もっとも、これを日本国債が外国人に人気
がないと解釈することもできないわけではありませんが。)
すると、問題は今後も日本国内で国債が消化されるかどうかという問題
になります。
日本政府だけでなく、国民と政府を合わせた全体で見れば、このメール
マガジン「国債を家庭の借金に例えるのは間違いだ1」でお話ししたよう
に、お父さんとお母さんの家庭内の貸し借りと考えられますので、日本人
が国債を嫌って外国債や外国の株式に投資するようになるのでなければ今
すぐ財政が破綻するなどと言う状態ではありません。これは日本人の国民
性から考えるとあまり起きそうなことではありません。
○市場での国債の人気は高い
それでは、もし日本の国民が、財政赤字が原因で国債が償還されないと
いう予想を持っていれば、誰も国債を買わないはずですが、では、国債の
実際の人気は低下してきているのでしょうか。
そんなことはありません。例えば、前にも触れた、今回発売される「個
人向け国債」の購入予約は大変好調です。これは財務省が3月に初めて発
行する変動金利で小口の国債ですが、郵便局での販売枠の5百億円分は既
に完売となりました。この理由は元本保証など安全性が人気だということ
です。つまりきちんと戻って来るであろうと皆が考えているということで
す。
これは素人向けの商品の場合ですが、では、金融のプロの間での最近の
国債の人気はどうなのでしょうか?
現在、マーケットでの国債の価格を現わす指標である「国債利回り」は
低いままです。これは、国債にプロの間でも人気があることを示していま
す。
国債に人気がなければ、「国債利回り」は高くないと、つまり利息がた
くさんつくような状態にならないと売れません。一方、人気があれば利息
が低くても売れるということになるのです。(このあたり、技術的なので
実は少し説明を省略しています。)ですから、「国債利回り」が低いとい
うことは国債に対する買い手が多いということを示しています。
もしかりに国債が、あまりにたくさん発行されすぎていると考えられて
いるなら、このように国債利回りが低いままであるはずはありません。
今日これまでお話ししてきたことを考えると、少なくとも現時点では国
債を発行しても買い手がいないという財政破綻の状況ではないことが判り
ます。
次回は、現在の日本では赤字対策より景気対策が重要であることについ
てお話ししていきます。
○参考リンク
財務省ホームページ「財政赤字の問題点」
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014/sy014n.htm
財務省ホームページ「今後の財政運営-米国における取り組み」
http://www.mof.go.jp/mof/tomorrow/14.htm
『国債を家庭の借金に例えるのは間違いだ1』
http://sun.s15.xrea.com/mm/arc/mm002.html
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◆◇ 便利なサイトの紹介−「佐賀新聞記事データベース」
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この欄は、時事や経済、ビジネスに関連のある便利なサイトを紹介する
項目です。今回紹介するサイトは、「佐賀新聞」のサイトです。
いきなり「佐賀」ということですのでいささか面食らわれた方もいらっ
しゃるかもしれません。あるいは、筆者が佐賀と関係があるのではないか
とお思いになるかもしれません。まあ、全然関係ないというわけではない
のですが、今回、「佐賀新聞」のサイトを紹介した理由は、このサイトに
は記事データベースがあり、これは無料で1994年以降の佐賀新聞のほぼ全
記事を検索できるものだからなのです。
通常の新聞社にも同じサービスはありますがそれらは有料であったり、
検索できる範囲が限られているなどしています。たとえば、「財政赤字」
で検索してみますと、新しい順番に直近の記事から10記事ずつ表示され、
今回紹介した日米の財政赤字に関する報道をきちんと追うことができます。
もちろん、地方新聞ですから、独自記事よりも通信社配信の記事が目立
ちますが、そこまで注文をつけるのはいくらなんでも行き過ぎでしょう。
最近の経済の動きだけではなく、スポーツや文化に関する報道も追える
など大変に利用しがいのあるサービスです。このように有用なサービスを
無料で開放されている佐賀新聞社に敬意を表するとともに、今後も無料で
のサービスを続けていただけるようお願いしたいと思います。
○参考リンク「佐賀新聞」
http://www.saga-s.co.jp/
「佐賀新聞記事データベース」
http://www.saga-s.co.jp/pubt2002/ShinDB/
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◆◇ 編集後記-「ほっと一息」
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皆さんからいただいたメールを拝見しますと、やはりちょっと長いとお
考えの方がかなりおいでです。今回も、少し短くしてみましたがいかがで
しょうか。このあたりについて
suns15xreacom@clubaa.com
まで、ご意見いただければ大変ありがたいです。
さて、本メールマガジンの兄弟版、経済やビジネス関係の時事用語を手
短かに説明する用語集メールマガジン『あなたも3分間でエコノミスト!
』についてですが、来週第二号を発行します。お申し込みいただいた皆さ
んはもうしばらくお待ちください。
まだご覧になっていらっしゃらない方も、ぜひ一度
http://sun.s15.xrea.com/mm/termsindex.html
にアクセスなさってください。「長すぎる!」とは絶対にいわれないよう
に心がけて説明します。以上、恐縮ですが宣伝でした。
それではまた、次回にお目に掛ります。
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◇本メールマガジンは週一回、毎週月曜日発行です。
◇次回は2月17日発行予定です。
◆発行者 管理人Sun: suns15xreacom@clubaa.com
◆『ビジネスの武器としての経済学入門』 http://sun.s15.xrea.com/
◆登録と解除:http://sun.s15.xrea.com/mm/mmindex.html
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以上の各配信システムを利用させていただいています。
○総配信部数 1,611部 (目標は大きく3,000部です。)
内容を充実させていきます。頑張ります。
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